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大人から始めるバドミントン入門|必要な道具・始め方4ステップ

「学生時代にやっていなかったけれど、大人になってからバドミントンを始めたい」——そんな未経験・初心者の方に向けた入門ガイドです。運動から離れていた社会人や、ブランクのある方でも安心して始められるよう、順を追って解説します。

この記事では、最初に揃える道具打てる場所の探し方サークルでの練習の始め方、そして大会デビューまでの流れを、4つのステップに分けて紹介します。読み終えるころには、「まず何をすればいいか」がはっきりイメージできるはずです。

大人から始める人は多い:登録者数・愛好者数のデータ

「今から始めても遅いのでは」と不安に思う方は少なくありません。しかし、バドミントンは大人になってから始める人が多い、生涯スポーツとして親しまれている競技です。まずは客観的なデータから、その裾野の広さを見てみましょう。

公益財団法人日本バドミントン協会の2025年度の競技登録者数は299,493人で、前年度から7,048人増え、新型コロナウイルス感染症の流行後で最多となりました。このうち学生世代が230,618人を占めています。競技として登録し、公式大会に出る人だけでこの規模です。

さらに、笹川スポーツ財団の推計では、年1回以上バドミントンを行う実施者は約518万人(2018年度)にのぼります。登録者よりもはるかに多くの人が、趣味や運動不足の解消として楽しんでいることがわかります。

ポイント

登録者は約30万人、愛好者は数百万人規模。競技志向から気軽な運動まで幅広い受け皿があり、大人の初心者が入りやすい環境が整っています。数値は年度によって変わるため、最新の状況は日本バドミントン協会の公式サイトで確認しましょう。

大人が始めるバドミントンの魅力

バドミントンが大人の初心者に選ばれるのには、いくつかの理由があります。始める前に、その魅力を整理しておきましょう。

  • 始めやすい:必要な道具が比較的シンプルで、屋内競技のため天候に左右されにくく、季節を問わず続けられます。
  • 体力レベルに合わせやすい:軽くラリーを楽しむ運動から、しっかり動く試合形式まで、自分の体力や目的に合わせて強度を調整できます。
  • 幅広い年代と交流できる:サークルや教室には幅広い年代・レベルの人が集まり、共通の趣味を通じた交流が生まれます。
  • ダブルスで楽しめる:2対2のダブルスは体力の負担を分け合いやすく、初心者でもラリーが続きやすいのが魅力です。

ルールがシンプルに見える一方で、シャトルの独特な軌道や駆け引きの奥深さがあり、上達を実感しやすいのも長く続く理由です。ルールの基本を先に知っておきたい方は、バドミントンのルールと点数の数え方の記事もあわせてご覧ください。

ステップ1:道具を揃える

まずは練習を始めるための道具を用意します。最初からすべてを完璧に揃える必要はありません。以下の3点があれば、多くの練習会・体験会に参加できます。

道具役割・選び方の目安
ラケット入門向けの1本があれば十分です。ガット(面に張られた糸)が張られた状態で売られているものだと、買ってすぐ使えます。重さやバランスの違いは、慣れてきてから見直せば問題ありません。
室内用シューズ体育館の床で滑りにくく、素早い動きに対応できる屋内スポーツ用のシューズを用意します。ケガ予防の観点でも、専用のものを使うのが一般的です。
シャトル羽根の付いた「打つ球」です。練習では耐久性のある練習用が使われることが多く、サークルによっては備品を共用する場合もあります。

ウェアは動きやすいスポーツウェアで問題ありません。まずは最低限から始め、続けられそうだと感じたら少しずつ買い足していくのがおすすめです。ラケット選びをもう少し詳しく知りたい方は、バドミントンラケットの選び方の記事で、重さ(U表記)やグリップサイズ(G表記)、シャフトの硬さの見方を解説しています。

ポイント

価格や在庫は製品・店舗・時期によって異なります。本記事では特定の商品やモデルの推奨は行いません。実際の価格・仕様はスポーツ用品店や各メーカーの公式サイトで確認してください。

ステップ2:打てる場所を探す

道具が揃ったら、次は実際に打てる場所を探します。大人がバドミントンをする場所には、主に次のような選択肢があります。

  • 公共の体育館・スポーツセンター:自治体が運営する施設で、コートを時間貸ししている場合があります。予約方法や料金は施設によって異なります。
  • 個人開放(個人利用)の時間帯:体育館が個人利用者向けにコートを開放する時間帯を設けていることがあります。一人でも参加しやすい仕組みです。
  • 民間のバドミントン施設:常設コートを備えた施設で、レンタルや教室を行っている場合があります。

初心者が一人で始める場合、いきなりコートだけを借りても相手がいないことがあります。そのため、次のステップで紹介するサークルや教室に参加し、練習相手を確保しながら場所も同時に見つける流れが現実的です。

ポイント

施設の予約方法・利用料金・開放時間は施設や自治体によって大きく異なります。お住まいの地域の施設について、各施設の公式サイトや窓口で最新情報を確認しましょう。

ステップ3:サークルで練習する

大人がバドミントンを継続するうえで、もっとも一般的なのが社会人サークル・クラブや自治体の教室への参加です。練習相手・場所・教えてくれる人がまとめて手に入るのが大きな利点です。

サークルに参加する流れ

  1. 探す:地域名や「初心者歓迎」などの条件で、活動しているサークルを探します。
  2. 問い合わせる・見学する:活動日時・場所・レベル・費用を確認し、まずは見学や体験に申し込みます。
  3. 体験してみる:実際に参加して、雰囲気やレベルが自分に合うかを確かめます。
  4. 継続を決める:合いそうなら、無理のない頻度で通い始めます。

サークルによって「ガッツリ試合中心」「和気あいあいと楽しむ」「初心者中心で基礎から」など雰囲気はさまざまです。自分の目的(運動不足の解消、上達、交流など)に合った場を選ぶことが、長続きの鍵になります。合うサークルの見極め方や見学時のチェックポイントは、バドミントンサークル・クラブの探し方の記事で詳しくまとめています。

ポイント

サークルの出欠管理や練習の組み合わせ作りは、スマートスコアのようなアプリを使うと運営がスムーズになります。一人での参加でも、当日の組み合わせが自動で作られると安心して練習に集中できます。

ステップ4:大会に出てみる

ラリーがある程度続くようになったら、大会デビューを目標にしてみましょう。目標があると練習の張り合いが増し、上達も早まります。地域には初心者でも参加しやすい大会が数多くあります。

大会の種類とレベル区分

大会には、地域のオープン大会から、日本一を決める全国大会までさまざまな規模があります。日本一決定戦である全日本総合バドミントン選手権大会は、2025年度で第79回を数え、男女シングルス・男女ダブルス・混合ダブルスの5種目で争われます。もちろん、初心者がいきなりここを目指す必要はありません。

身近な地域大会の多くは、「初級」「ビギナー」「一般」といったレベル別のクラスや、年代別のクラスを設けています。自分のレベルに合ったクラスを選べば、初心者でも安心してデビューできます。

大会に申し込む前に確認したいこと

確認項目チェックの観点
種目・クラスシングルスかダブルスか。初級・年代別など、自分に合う区分があるか。
参加資格登録の要否、居住地・所属の条件、レベルの制限など。
申込方法・締切申込先・締切日・参加費の支払い方法。
会場・日程会場の場所、開催日、集合時間。
使用ルール得点方式など、当日採用されるルール。
ポイント

得点ルールについては、現行は3ゲーム21点ラリーポイント制(各ゲーム21点先取、20-20以降は2点差が必要で上限30点)です。BWFで承認された新しい3×15点制は2027年1月4日から施行され、各ゲーム15点先取・14-14から2点差・上限21点(3ゲームマッチは維持)となります。どちらのルールで実施されるかは大会によって扱いが異なる場合があるため、参加前に大会要項で確認しましょう。詳しくはルールと点数の数え方の記事で解説しています。

参加条件・クラス区分・締切・使用ルールは大会ごとに異なります。ここに書いた内容は一般的な目安であり、実際の情報は必ず最新の大会要項や主催者の公式サイトでご確認ください。

無理なく続けるコツ

せっかく始めるなら、長く楽しく続けたいものです。大人の初心者がバドミントンを継続するための、実践的なコツを紹介します。

  • 準備運動とケガ予防を大切にする:急に激しく動くとケガにつながります。ウォームアップとクールダウンを習慣にしましょう。
  • 小さな目標を作る:「ラリーを10回続ける」「初級クラスの大会に出る」など、達成しやすい目標が継続の力になります。
  • ダブルスから慣れる:体力の負担を分け合えるダブルスは、初心者がラリーを楽しみやすく、経験者から学ぶ機会にもなります。
  • 仲間と予定を共有する:練習日程や出欠を共有できると、参加のハードルが下がります。アプリで管理すると連絡の手間も減ります。
  • 比べすぎない:上達のペースは人それぞれです。自分の伸びを楽しむ姿勢が、長続きの秘訣です。

まずは道具を揃え、練習できる場に一歩踏み出すことが何より大切です。続ける中で、道具の見直しや大会への挑戦といった次のステップが、自然と見えてきます。

よくある質問

運動経験がなくても大人からバドミントンを始められますか?

はじめられます。多くのサークルは「初心者歓迎」「未経験可」を掲げており、基本の握り方や打ち方から教えてくれる場も少なくありません。まずはラケットとシューズを用意し、初心者向けの練習会や体験会に参加してみるのが一般的です。無理のない範囲で通い、少しずつラリーが続く楽しさを味わうところから始めるとよいでしょう。

最初に揃える道具はいくらくらいかかりますか?

価格は製品・店舗・時期によって大きく異なるため、ここでは金額を断定できません。最初は入門向けのラケット・室内用シューズ・シャトルがあれば練習を始められます。ラケットはガット(ネットのように張られた糸)が張られた状態で売られているものだと、購入後すぐに使えます。具体的な費用はスポーツ用品店や各メーカーの公式サイトで確認してください。

現在の得点ルールは何点先取ですか?2027年に変わると聞きました。

現行は3ゲーム21点ラリーポイント制で、各ゲーム21点先取(20-20以降は2点差が必要、上限30点)です。2026年4月25日のBWF(世界バドミントン連盟)年次総会で新しい3×15点制が正式承認され、2027年1月4日から施行されます。施行後は各ゲーム15点先取・14-14から2点差・上限21点となり、3ゲームマッチは維持されます。適用時期は大会によって扱いが異なる場合があるため、参加前に大会要項で確認してください。

一人でも始められますか?友達がいないと難しいですか?

一人でも始められます。社会人サークルや自治体の教室は、一人で申し込む参加者も多く、練習中に自然とペアや対戦相手が組まれる運営が一般的です。見学や体験からスタートし、雰囲気が合えば継続する流れが安心です。サークルの探し方や見学時のチェックポイントは、関連記事でも詳しく紹介しています。

大会にはどのくらい練習してから出ればよいですか?

決まった基準はありません。多くの地域大会は「初級」「ビギナー」などレベル別のクラスを設けており、ラリーがある程度続く段階でも参加しやすくなっています。まずは経験者と組めるダブルスや、初級クラスから挑戦するのが一般的です。参加条件・クラス区分・締切は大会ごとに異なるため、必ず最新の大会要項や公式サイトで確認してください。

まとめ

  • バドミントンは競技登録者だけで約30万人、愛好者は数百万人規模。大人から始める人が多い生涯スポーツです。
  • 始め方は4ステップ。「道具を揃える → 打てる場所を探す → サークルで練習する → 大会に出てみる」の順に進めるとスムーズです。
  • 道具はまず入門向けラケット・室内用シューズ・シャトルの3点から。特定商品の推奨は行わず、公式サイトで確認を。
  • 一人でも始められ、社会人サークルや教室が練習相手・場所・指導をまとめて提供してくれます。
  • 得点ルールは現行が3ゲーム21点制、2027年1月4日から新15点制に移行。使用ルールは大会要項で確認しましょう。

大切なのは、完璧を目指す前にまず一歩踏み出すことです。道具を用意し、体験や見学に申し込むところから、あなたのバドミントン生活を始めてみてください。

参考・出典

公益財団法人日本バドミントン協会 / BWF(世界バドミントン連盟)

※大会・登録の最新情報は必ず各公式サイト・大会要項でご確認ください。

スマートスコア編集部
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