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バドミントンのルールと点数の数え方|サービスルールから2027年の新15点制まで

「バドミントンの点数って何点まで?」「サービスはどう打つのが正しいの?」——これから大会やサークルに参加する初心者の方に向けて、試合の基本ルールと点数の数え方をやさしくまとめました。ルールブックを読み込まなくても、この1本で試合の流れがつかめます。

この記事でわかること: 3ゲームマッチとラリーポイント制のしくみ、現行の21点制のデュースと上限、2027年1月4日から始まる新15点制の変更点、サービス・コート・フォルトの基本ルール、そして大会ごとの独自ルールに注意すべき理由です。

試合の基本|3ゲームマッチとラリーポイント制

バドミントンの試合は「3ゲームマッチ」で行われます。1ゲームずつ点数を取り合い、先に2ゲームを取った側が勝ちです。1ゲーム目と2ゲーム目を同じ側が連取すれば、その時点で2対0となり試合終了。1勝1敗になった場合のみ3ゲーム目(最終ゲーム)に進みます。

得点方式は「ラリーポイント制」です。これは、サービス権を持っているかどうかに関係なく、ラリー(打ち合い)に勝った側に必ず1点が入るしくみです。1本のラリーが終わるたびにどちらかの点が増えていくので、試合のテンポが速く、初心者でも点の動きを追いやすいのが特徴です。

ポイント

「2ゲーム先取で勝ち」「ラリーに勝てば必ず1点」——この2つを覚えておけば、試合中に点数がどう動くかの大枠はつかめます。細かい先取点の数字は、次のセクションで解説します。

ちなみに、点を取った側が次のサービス(サーブ)を打つ権利を得ます。連続で点を取り続ければ、同じ人・同じペアが続けてサービスを打つことになります。ラリーポイント制と合わせて覚えておくと、試合の流れが理解しやすくなります。バドミントンをこれから始める方は、道具や練習場所の探し方をまとめた大人から始めるバドミントン入門もあわせてご覧ください。

現行の21点制の数え方(デュース・上限30点)

現在のバドミントンは、2006年8月から採用されている「21点ラリーポイント制」です。各ゲームは21点先取で、先に21点に到達した側がそのゲームを取ります。ただし、点差が1点しかない状態では終わらないルールがあります。

スコアが20-20になると「デュース」に入り、そこからは2点差がつくまでゲームが続きます。たとえば22-20、23-21のように、必ず2点リードしないと決着しません。ただし際限なく続くわけではなく、上限は30点です。29-29になった場合は、次の1点を取った側(30点に到達した側)がそのゲームの勝者になります。

項目現行の21点制
1ゲームの先取点21点
マッチ形式3ゲームマッチ(2ゲーム先取で勝ち)
デュース開始20-20から(2点差で決着)
上限点30点(29-29の次の1点で決着)
ポイント

「20-20からは2点差」「29-29なら次の1点で終わり」の2つが、21点制のデュースの要点です。20点を過ぎたあたりからは1点の重みが増すので、集中して見ておきましょう。

2027年からの15点制|何がどう変わる・いつから

バドミントンの得点制度は、2027年1月4日から新しい「15点制」に移行します。この新制度は2026年4月25日のBWF(世界バドミントン連盟)年次総会で正式に承認されました。試合を見るときも自分が出るときも、日付をまたぐと数え方が変わる点に注意が必要です。

変わるのは主に「先取点」「デュースの開始点」「上限点」の3つです。3ゲームマッチ(2ゲーム先取で勝ち)というマッチ形式そのものは、現行のまま維持されます。

項目現行(〜2027年1月3日)新制度(2027年1月4日〜)
1ゲームの先取点21点15点
マッチ形式3ゲームマッチ3ゲームマッチ(維持)
デュース開始20-20から14-14から
上限点30点21点

整理すると、新15点制では各ゲーム15点先取、14-14からデュースに入って2点差を要し、上限は21点です。20-20になったら次の1点を取った側が勝ちとなります。1ゲームあたりの点数が減るぶん、試合の展開が速くなり、序盤からの1点がより重要になると考えられます。

ポイント

2027年1月4日以降は「15点先取・14-14からデュース・上限21点」。それ以前は従来どおり「21点先取・20-20からデュース・上限30点」です。実際にどちらが適用されるかは大会の開催時期や要項で確認しましょう。

サービスのルール|115cm・対角・単複の違い

サービス(サーブ)は、ラリーを始めるための最初の1打です。バドミントンのサービスには細かいルールがあり、初心者がフォルトを取られやすいポイントでもあります。

打つ高さについては、現行のBWF競技規則では「打球の瞬間、シャトル全体がコート面から1.15m(115cm)より下にあること」が基準です(2018年12月以降、上位大会で計測器具を用いた判定が義務化されています)。一方、計測器具がない地域の大会などでは、旧来の「ウエスト(腰)より下で打つ」という基準が使われることもあります。どちらの基準で運用されるかは大会によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

サービスの方向は、対角線(ディアゴナル)の相手コートへ入れるのが基本です。自分の得点が偶数のときは右のサービスコートから、奇数のときは左のサービスコートから打ちます。

  • シングルス: 縦長のサービスコートを使います。奥行きは後方のロングサービスライン(エンドライン)まで有効です。
  • ダブルス: 横幅の広いサービスコートを使いますが、奥行きは手前側のダブルス用ロングサービスラインまでと、シングルスより浅く設定されています。
ポイント

サービスは「115cm(またはウエスト)より下」「対角の相手コートへ」「得点が偶数なら右、奇数なら左」が基本。ダブルスは奥行きが浅い点にも注意しましょう。

コートのラインと寸法|シングルスとダブルスの違い

バドミントンのコートは、シングルスとダブルスで使う範囲が変わります。ラインの見分けがつくと、インかアウトかの判断も落ち着いてできるようになります。

項目寸法
コート全長(単複共通)13.40m
幅(ダブルス)6.10m
幅(シングルス)5.18m
ネット高さ(中央)1.524m
ネット高さ(支柱部)1.55m
ショートサービスライン(ネットから)1.98m

全長は単複とも13.40mで共通ですが、幅が違います。ダブルスは外側のサイドラインまで(6.10m)を使い、シングルスは内側のサイドライン(5.18m)までが有効です。つまりシングルスのラリー中、外側のサイドラインとの間の細い帯(サイドの通路)はアウトになります。

また前述のとおり、サービスの奥行きはシングルスが後方のライン、ダブルスは手前寄りのラインまでと違います。ラリー中の後方の扱いはまた別なので、慣れないうちは「サービスのとき」と「ラリー中」で見るラインが変わることを意識しておくと混乱しにくくなります。ダブルスの動き方についてはバドミントンダブルスの動き方入門で詳しく解説しています。

よくあるフォルトの例

「フォルト」とは反則のことで、フォルトを犯すと相手に1点が入ります。初心者がやりがちなフォルトを知っておくと、試合で慌てずにすみます。代表的な例を挙げます。

  • シャトルがコートの外(ライン外)に落ちる、またはネットにかかって相手コートへ入らない。
  • シャトルが体やウェア、ラケットに触れずに床へ落ちる前に、こちらが2回続けて打ってしまう(同じ側での2度打ち)。
  • サービスのとき、規定の高さ(115cm、または大会基準)より上でシャトルを打つ。
  • サービスを打つ瞬間に足がラインを踏んでいる、または動いてしまう。
  • ラケットや体がネットに触れる、ネットを越えて相手コート側で打つ(越境)。
  • シャトルを一度で返さず、ラケット上で運んだり止めたりする(ホールディング)。
ポイント

判定に迷ったときは、その場で審判や運営に確認して大丈夫です。特にサービスの高さや足の位置は初心者がフォルトを取られやすいので、練習のときから意識しておきましょう。

大会独自のルールに注意

ここまで紹介したのは、BWFや日本バドミントン協会の競技規則にもとづく基本ルールです。公式戦や大きな大会はこれに沿って進みますが、地域の交流大会や社会人サークルが主催する大会では、運営の都合で独自ルールを設けていることがあります。

  • 試合数が多い大会では、時間短縮のために1ゲームマッチ先取点を15点・11点などに短縮して行うことがあります。
  • デュースの上限を早めに切る、あるいはデュースなしで運用する大会もあります。
  • サービスの高さ判定を、計測器具のない環境では「ウエストより下」の目視で行う場合があります。
  • コートやシャトルの種類、休憩・チェンジエンドの扱いも大会によって案内が異なることがあります。

こうした点差や形式は大会・施設によって異なります。参加前に必ず大会要項を確認し、不明な点は最新の要項や主催者の案内、公式サイトでチェックするのが確実です。初めて大会に出る方は、申込みから当日の流れ・持ち物までをまとめた初めてのバドミントン大会ガイドもあわせて読んでおくと安心です。

ポイント

「基本ルールは共通、細かい点差や形式は大会ごとに変わることがある」と覚えておきましょう。当日は運営本部の案内が最優先です。

よくある質問

現在のバドミントンは何点先取ですか?

現行は1ゲーム21点先取のラリーポイント制(2006年8月から)で、2ゲーム先取した側が勝ちです。20-20になった場合は2点差がつくまで続き、上限は30点で、29-29になったら次の1点を取った側が勝ちます。なお2027年1月4日からは15点制へ移行します。

2027年からの15点制は現行の21点制と何が違いますか?

各ゲームの先取点が21点から15点に変わり、2ゲーム先取で勝ちの3ゲームマッチは維持されます。デュースの開始は20-20から14-14に、上限は30点から21点に変わり、20-20になったら次の1点で決着します。施行は2027年1月4日からです。

サービスは腰より下で打てば良いのですか?

現行のBWF競技規則では、打球の瞬間にシャトル全体がコート面から1.15m(115cm)より下にあることが基準です。上位大会では計測器具を使ってこの高さで判定されます。一方、器具がない地域の大会では旧来の「ウエストより下」という基準が使われることもあるため、大会の要項や当日の説明で確認しておくと安心です。

シングルスとダブルスでコートの広さは違いますか?

コートの全長は13.40mで単複共通ですが、幅が異なります。ダブルスは6.10m(両端のサイドラインまで使用)、シングルスは5.18m(内側のサイドラインまで使用)です。サービスの有効範囲や後方のラインの扱いも単複で違うため、その日どちらの種目に出るかを意識してラインを確認しましょう。

点数の数え方は大会によって違うことがありますか?

公式戦は基本的にBWF・日本バドミントン協会の競技規則に沿いますが、地域大会や社会人サークルの大会では、時間短縮のために先取点やゲーム数、デュースの有無を独自に設定していることがあります。参加前に必ず大会要項を確認し、当日の運営本部の案内に従うのが確実です。

まとめ

  • 試合は3ゲームマッチ(2ゲーム先取で勝ち)+ラリーポイント制で、ラリーに勝てば必ず1点が入ります。
  • 現行は21点先取・20-20からデュース・上限30点(29-29の次の1点で決着)です。
  • 2027年1月4日からは15点先取・14-14からデュース・上限21点に移行し、3ゲームマッチは維持されます。
  • サービスは現行で115cm(またはウエスト)より下・対角へ、得点が偶数なら右・奇数なら左から打ちます。
  • コートは全長13.40mで単複共通、幅はダブルス6.10m・シングルス5.18mと異なります。

基本ルールを押さえておけば、初めての大会でも落ち着いてプレーできます。細かい点差や形式は大会・施設によって異なるので、最新の要項や公式サイトで確認して当日にのぞみましょう。

参考・出典

公益財団法人日本バドミントン協会 / BWF(世界バドミントン連盟)

※大会・登録の最新情報は必ず各公式サイト・大会要項でご確認ください。

スマートスコア編集部
スマートスコア編集部

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