ラケットのバランスとは?ヘッドヘビーとヘッドライトの選び方
先に押さえたいポイント
- 重心距離、総重量、振った感触は別の情報。
- 三分類にメーカー共通のmm境界を当てはめない。
- 同じ張り・テープ条件に近づけ、複数の動作で比較する。
ヘッドヘビー・イーブン・ヘッドライトの違いを、重さや握りと合わせて考えます。重心だけで性能を決めず、実際の振り心地を比較する方法を紹介します。
バランスポイントは重心までの距離
バランスポイントは、グリップエンドからラケットの重心までの距離として表されます。同じ測定条件なら、距離が長い方が重心はヘッド寄りです。
総重量と重心距離は別の指標です。また、この二つが同じでも重量の分布や長さが違えば、振った感触まで同じになるわけではありません。
三つの分類はメーカーの表示を確認する
- ヘッドヘビー:重心がヘッド側に寄った設計。
- ヘッドライト:重心が手元側に寄った設計。
- イーブン:両者の中間として示される設計。
ヨネックス2026カタログにはバランスの比較表示がありますが、ヘッドヘビーを一律300mm以上とする共通境界は確認できません。この記事でもその数値による分類は行いません。
好みのショットと苦手な動作の両方を見る
スマッシュでの打ち応えを重視する人はヘッド寄り、素早い切り返しを重視する人は手元寄りを候補にする方法があります。ただしこれは試打の出発点であり、速度や勝率を保証する選び方ではありません。
「スマッシュは打ちやすいがレシーブで遅れる」「連続して打つと構え直しが重い」など、良い点と困る点を一つずつ記録しましょう。痛みが出る用具を我慢して使い続けないでください。
重さと組み合わせて比べる
ヨネックス2026カタログでは3Uは平均88g、4Uは平均83gと記載されています。同じ4Uの二本でもバランスや構造が異なるため、「4Uなら扱いやすい」とは断定できません。
型番/重量区分/バランス表示/試打時のストリング/テープという五つの項目を揃えて記録します。数字の読み方はU・G表記の解説を参照してください。
試打の比較手順
- 現在使っているラケットの条件と困っている動作をメモする。
- 候補の重さ・長さ・張り条件を確認する。
- 店舗の許可を得て周囲を確認し、軽い素振りから始める。
- 打てる場合はクリア、ネット前、レシーブを同じ順序で試す。
- 打球だけでなく、次の構えに戻す動きも比べる。
同じUに揃えても、バランス以外の条件まで同じにはなりません。違いの原因を重心だけに決めつけないことが大切です。
テープで重心が動いても、ヘッドが軽くなるわけではない
手元にテープを追加すると総重量が増え、重心は手元側へ移ります。しかしヘッド部分の重量を減らしたわけではありません。「重心が手元側になったから、元のヘッドライト製品と同じ」とは考えないでください。
測定値を残すなら、ストリングとテープの状態もセットで記録しましょう。
よくある質問
ヘッドヘビーは何mmからですか?
すべてのメーカー・製品に共通する境界は示せません。メーカーの仕様表示と測定条件を確認してください。
テープを増やせばヘッドライトになりますか?
重心は手元側へ移りますが、総重量が増え、ヘッド自体は軽くなりません。振り心地は実際に確認する必要があります。
まとめ
- 重心距離、総重量、振った感触は別の情報。
- 三分類にメーカー共通のmm境界を当てはめない。
- 同じ張り・テープ条件に近づけ、複数の動作で比較する。
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