スマッシュの速度を見直す練習|打点・体の連動・比較の方法
先に押さえたいポイント
- 筋力・打点・当たり・体の連動を合わせて考える。
- 肩や肘、手首を固定する説明でフォームを覚えない。
- 同じ条件で速さとコース、次の構えを比較する。
スマッシュを速くしたいときは、力の強さだけでなく打点と体の連動を確認します。練習条件をそろえ、速さ・コース・打った後の構えを一緒に比べる方法を紹介します。
筋力か脱力かの二択にしない
打球速度には、体の能力、ラケットの動き、当たり方、用具など複数の条件が関わります。「腕力ではない」「抜くほど速くなる」とは言い切れません。
まず安定して入る強さで打ち、強さを上げたときに何が崩れるかを確認しましょう。
握りの強さを変える時期を見る
構えから握り続けて動きが硬くなる場合には、準備の力みを減らして比較します。インパクトで握りを締めることは基本的な手がかりですが、ラケットが抜けるほど緩めないでください。
強打の音だけを成功の判断にせず、同じコースへ入ったかも記録します。
移動・体の回転・腕を一連で確認
打点へ入る時間が足りず、後方へ倒れながら打っている場合は、球出しを遅くして準備を整えます。足の入れ替えや着地は、打球位置に適した形で行います。
体を大きくひねればよいというものではありません。無理なく打ち、次の構えへ戻れる強さで動きを確認しましょう。
前腕だけが速度を生むわけではない
湯・阿江の研究は男子上級者4人のジャンピングスマッシュを計測し、肩の内旋、肘の伸展、前腕の回内がラケット速度に関わると報告しています。少人数の動作研究で、全読者への唯一のフォーム処方ではありません。
回内と肩の内旋は別の動きですが、肩を使わない・肘を固定する、という意味にはなりません。指導者には腕全体の流れを見てもらいましょう。
手首の角度を固定値にしない
準備中のラケットと腕の角度は、打球までずっと同じではありません。90〜110度を全員の必須角度として固定する根拠はありません。
手首だけを無理に折り込む練習も、動かさないよう固める練習も避け、自然なスイングの中で当たりを確かめます。
速さと使える球を比較する練習例
編集部の例として、同じ球出し・同じシャトルで、余裕のある強さを5本、少し強めた球を5本打ちます。コースに入った数と、次の球に構えられた数を記録します。疲れた状態で全力反復を続けないでください。
速度を数値で比べるなら、同じ機器・位置・測定方法を使います。通常の動画や打球音だけでkm/hを断定しません。角度の課題は沈まない球の確認方法へ進みます。
よくある質問
前腕の回内だけで速くなりますか?
肩や肘なども連動します。一つの関節だけに原因を限定できません。
動画で球速を測れますか?
撮影条件と計測手法が必要です。目視や音だけのkm/h表示は避け、比較条件をそろえます。
まとめ
- 筋力・打点・当たり・体の連動を合わせて考える。
- 肩や肘、手首を固定する説明でフォームを覚えない。
- 同じ条件で速さとコース、次の構えを比較する。
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